『さようなら、ネオくん(5)』  <2004.10.10>
               


ネオ
「ちるへいおじさんには、とくべつ
 おせわになりました。
 やさしい、ちるへいおじさん
 からだに気をつけて
 ながいきしてください」

ちる平
「ネオとハナチョは柄が同じで、
 なかよしに なれるんじゃないの?
     ボリ ボリ ボリ」

ネオ
「のむ君のおじいちゃんのお昼ねには
 ぼくは お顔にくっついて
 ねんねしたんだよ。
 のむ君のおじいちゃんを ひとりじめ
 して うれしかったよ。
 のむ君、ぼくに名前をつけてくれて
 ありがとう」

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 9月27日午前3時30分死亡。
 8月19日より、まるまる39日間
 またたび館に居ました。       
 雨の中で一晩中鳴いていたためか、
 またたび館に保護された時は衰弱
 していました。
 涙と鼻水とくしゃみが治らなく水も
 飲めなくて脱水状態になりました。
 もう駄目だと思えて看病に疲れた
 管理人がちる平に看護を依託したら
 なんと、奇跡的に息を吹き返しました。
 それからは、大人猫14匹に混じって
 神妙にくらしました。食欲もでて、排泄
 も正常でした。快方に向かっていると
 明るい見通しをもちました。
 でも、鼻水と涙は止まらなく、夏風邪で
 はなかったようでした。
 最後の最後は水も喉が通らなくなりました。
 でも、涙と鼻水が止まって、目のぱっちり
 した可愛い顔になりました。「かわいい」
 と言ったら嬉しそうに笑顔を見せました。
 見通しの甘かったことを後悔しています。
 ごめんね。 ネオとのむ君。
          
            (おわり)

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