亡き人よ安らかに
川倉地蔵尊例大祭
津軽の霊場として信仰を集める金木町川倉の
賽の河原地蔵尊で、七日から三日間の日程で
例大祭が開かれ、近郷近在から詰め掛けた
参拝客が祖先や水子の霊を慰め、無病息災を
祈願した。
川倉の地蔵尊の由来は、平安時代までさかのぼる
ともいわれ、約ニ千体の地蔵が祭られている。
県内では恐山に並ぶ民間信仰の中心地とされ、
毎年旧暦の六月二十二日から三日間開かれる
例大祭には、津軽地方を中心に各地から参拝客
が訪れる。
境内では、浴衣や手ぬぐいをまとった身代わり
地蔵、水子地蔵に線香や菓子を手向け、念仏を
唱えて手を合わせる人たちの列が続いた。
また、イタコの口寄せに耳を傾ける人の姿も見
られた。
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以上は本日の東奥日報朝刊より転載しました。
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