『お別れ』  <2002.12.3>
               


のむ
「今日、いわきのお家に帰るから。
 今回は『おこげ』に2度もパンチ
 されたよ。
 痛いし、悲しかったよ。
 おこげは僕が嫌いになったの?」

おこげ
「のむ君が、いけないのです。
 指を1本立てて目の前に突き出せば
 猫としては、パンチが自然に出るのです。
 猫の習性も知ってもらわなければね」

のむ
「どうでもいいけど、その箱は来年の春に
 幼稚園で使うお道具いれの箱なんだよ。
 おじいちゃんが、丁寧に一生懸命に作って
 くれた大切な箱なんだよ。
 早く、返して欲しいな」
  

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