『ぼろ吉(仮名)のこと!』  <2002.08.28>
               
わたしは、おこげです。
のむ君の昆虫教育を担当した猫でございます。
私憤にたえない事件を報告します。

ぼろ吉(仮名)は、住所不定の猫です。
いつも、またたび館の周囲をうろついているオス猫です。
フェンスすれすれを歩いたりして、皆をからかう猫です。
とらちゃんが中から、ジャブをしかけるのだけど届かない。
すれすれをにやにやしながら歩いて行くのです。

ぼろ吉は、ひたいに古キズがかさぶたになっています。
どういう訳か、猿のほおぶくろのように、両ほほが異常
にふくらんでいます。
尾が引きちぎられた後のように、おしるしに付いています。
すべてが不細工な猫。本気を出してわたしに噛み付く。

      だい嫌い!

このぼろ吉が、わたしの食卓まで侵入してきました。
わたしの御膳の前で寝転んで待っているのです。
ぼろ吉は、管理人さんにはごろごろひっくり返ってお腹を
見せたり、すり寄ったりする狡猾な猫です。
                   文責 おこげ

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