『悲報。よだれ君』  <2002.03.29>
               
    今朝未明、茶太郎が寝室のガラス戸をかきむしって呼ぶ。
四時前であたりは暗い。
庭園灯のあかりで、『よだれ』の死を知った。
食欲がなくなって二、三日になる。

10日ばかり前に兄妹三匹を避妊手術に連れ出そうとしたところ
彼だけはどうしても行きたくないと頑強に抵抗してバスケットに
入らなかった。
それ以来、手術を受けた『すみれ』と彼は警戒心のカタマリ
になっていた。
おかしなことに『ダミ君』は手術をしたのに、前にも増して人懐っこい。

警戒心の強い性格ながら、姿は美しかった。
完璧な尻尾は特に素晴らしかった。
短い生涯ながら、兄妹、母、祖母と一緒だった生活は幸せだったと思って
欲しい。母よりひとまわり大きなからだで、まだお乳をしゃぶっていた。
名前『よだれ』の由来は口元の模様から。
2001年5月12日誕生。まだ一歳になっていなかった。
                   管理人

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