11匹は幽閉される (1999年10月15日)

 

一泊旅行して帰宅したら大変なことになっていた。

「猫が車にのぼっている」と近所から電話の苦情がきたという。
うちの猫か確認のため毛色を訊ねたことが、激怒をまねいたらしい。
留守宅のものは、最近はバットマンがこのあたりを徘徊して、うちの車によくのぼってい
るので、もしかしたらバットマンではないかと確認のつもりで訊ねたのがいけなかった。

「13匹は非常識だ。新聞連載などして、反省がない。保健所に通告して引き取らせる」
数10分に及ぶ、怒りの抗議を受けたという。

陸奥新報の連載記事では13匹になっているが、原稿を渡した時が13匹で、今日現在は
11匹になっている。あまり、違いはないが、正確には11匹である。

まあ、こんなわけで、11匹は幽閉の身となった。

猫部屋は250cm四方の温室で、以前は観賞植物の鉢を置いていた。
今は、鉢を追い出して猫たちが占領している。
この空間に5段の棚を2個置いて、その棚が猫たちの寝床である。
猫部屋だけで、くらすことになれば、11匹のストレスを緩和する策を練らなければ。
幸い天井が高いので、上に駆け昇ったり、つめを研いだりする木製の柱を作ってやろう。

サーカスのようにネットを張って綱渡りをさせようか?
猫にネットはいらないよねー。


牢屋にとじこめておくようなのは、可哀想だから、私も一緒に中でくらそう。
どの猫も毛色も性格も色々で可愛い。

この猫たちのおかげで、新聞に文章を書いたり、ホームページを開いたりできたのだから
苦労の種にすることは止めて、深く猫にかかわって暮らそう。
そして、文章にしょう。
興味のある方に読んでもらって、おかしがってもらうのが私の使命だと思うことにした。

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