2006.06.08   プチ修業の石段のぼり

 

    

 

早朝は曇り空。
体調もわるくないので、久渡寺の石段登りをすることにする。
仲良しになった、グレート・ピレニーズの白犬は今朝も待っているかもしれないな。
しかし、頑張りたい気分の時もあるのだ。
グレート・ピレニーズの白ちゃん許しておくれ。

久渡寺に近づくにつれてあたりは、もやが立ちこめている。
車で十数分といっても、やはり平地よりはだいぶ高くなっているのだ。
日中は『子供の森』として安全このうえなく整備された森であるけれども
早朝五時の石段はやはり、おどろおどろしている。

平地は雨など降っていないのに森は水の滴る音がする。
「しとしと」は雨の擬音だが、それに近い音である。
いやいや「ぽたぽた」かな?

チェンバロのバロックを聴いていたイヤホンを外して早朝の薄暗い森の音を聞く。
不気味なガマガエルの声があちこちから聞こえる。
小鳥たちはまだ起きていないのであろうか。

プチ修業の気分を味わって、石段を降りてきた。
だって、露で濡れた苔むした石段は滑りそうで恐いのだ。
石段の途中は石が滅茶苦茶になっていて、濡れたむき出しの土を避けて、滑らない
ように気をつけて、安全な足場を探して一足一足しずしず足を運ぶ。
誰も見てないからいいけど、ヘッピリ腰は笑われる図であろう。


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