35 妹へ。新年のプール。

妹へ。

昨夜は2009年の家計の決算と、新年の試算を仕上げました。
プリントして、今朝の朝食後に通帳共々に家族に見せて新年の門出の足並みを揃えました。
経済は運命共同体である家庭の基本です。
ガラス張りで透明にするというのが、私の流儀。

偉そうにいいましたが、ふたりの恩師が私だけに教えてくれた処世術です。
Aの「お金がない」とか「着ていくものがない」とかは知恵のない者の言葉。
どうしてお金がないのか、貧乏なのかをつまびらかにしなければ家族は判らない。
Bの収集癖的なにショッピング癖を持つ人物は、家庭のなかでは経済の采配権をもってはいけない。
AとBのふたりから、経済の連帯感をもつのが家族の基本と教えられました。
だから、家計簿は月毎にレシートや領収書を添付して家庭内で公表します。
結婚以来、任務として自分に課して来たことです。
    (あの自堕落でなまごだったわたしが、、、、)

そんなわけで、新年最初の大切な仕事をおえて、ひとりで温水プールに出かけたわけです。
今や、私の右足膝関節痛の完治こそ、家族の悲願なのです。
足を痛めた競馬馬が温泉に浸かりながら歩いて治療するテレビを観て 家人は
私の温水プール行きをを激奨するのです。

ここまでは前置きです。これから本文です。

私も今朝がた、あなたと同じことを考えていました。
例の巡回バスめぐりんに秒差で捨てられて、「クソッ!」と頭に来て、次のが来る
15分を待つのが腹立たしくなりました。
弘前は今頃雪かきで大変なのに、東京は晴天の暖かい日射しいっぱいなのです。
右足の膝もだいぶ調子が良いので上野の温水プールまで歩くことにしました。
結局、方向音痴なので道に迷いましたが、これってラッキーだったなあと思いました。
自分の足で何となく歩いていくって素敵ではないかと考えたのです。
どの通りも初めて歩く道。空腹を感じたのでコンビニで126円のパンをひとつだけ買う。
老婆が重い足取りでトボトボ歩いている図ですね。
街では生活の買物をしている、そんな婆さんや爺さんをたくさん見かける。
私もその仲間に少しづつ入っていっている。
文字通りに重い足で辿り着いた今年最初の温水プール。
昨年までは痛い足をおずおずと水の中で伸ばして歩いていたけれども、
今日は何を思ったか、ビート板を持ってバタ足してみた。
イケルではないか!
次は水に顔をつけてバタ足してみた。何度もプールを縦断した。
60歳より70歳に近くなったのだから、、、、、(この先に言葉が続かない)

(2010.01.05)


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