31 酢と塩
妹君へ。
あなたのメールをコピーしてペーストした画面を細字にして左横に置きながらこの文を打っています。(ファイルに日付けをつけて保管し母君訪問日にまとめてプリントして惣菜と共にとどけるのが最近の恒例です)
あなたと対面しながらの気分なのです。
何度も褒めてくれなくてもとありましたが、褒め言葉が足らなかったからです。
それから、あなたを知らない人にあなたを正しく紹介したかったからです。
途中ですが、横道に入って。
私自身、キーを叩いての作文に「書く」という文字を使うと、違和感です。
文字を書くのではなくボードを打っているのに。
洗練された表現はありませんか?
例:「あなたに返事のメール(手紙ではない)を打ちながら、....」
昔は打つのは半鐘か電報と相場がきまっていたのに。
打つではたく、もっと美しい言葉はないものでしょうか。
「あなたに返事の言葉を指がまさぐっています...」
「あんたに返事の指が始めてトウシューズをはいた子供のようにボードの上で たたずんで号令を待っています」
なんてなんて、どうでしょう!
わたしが嬉しがってるのが判るでしょう!!??
さて、本文に戻ります。
鏡台の前のアクセサリーの譬えですが、それって私をオジョクッテな〜〜い?
「あなたの調味料棚には沢山の市販小瓶が置いてあるけれども、私のは厳選された 酢と 塩だけです」と言っているのと同じに思えるけど。
日常生活で使っていない日本語を文章で表現することの難しさを的確に表現していると又々感心しました。
さてこの辺でトウシュウズを脱がしてやりましょう。
ここからは下駄履きでいきますぞ。
犬猫学術会に発表できるという数式(14匹+1+1+=16匹)のデータをうちあけてください。とのことですが、学界発表前にチクッと教えますが、外部には漏らさないでくださいよ。
正式には(12+2)匹+1+1=14匹です。
これは集合で猫を飼った場合の行動分布図とでもいいましょうか、まっ、そんな案配の数式ですわ。囲いのフェンス内に猫14匹を入れたところ、乗り越えて外に散歩に出歩くのが2匹、どうしても親兄妹と暮らすのが厭で一戸建函に暮らすのが1匹、更に、出奔して自由猫になってたまに訪ねて来るのが1匹。全部で16匹が私の猫です。最後の猫の黒兵衛が立ち寄って来た時は私は走りより大愁嘆場を演じるわけです。「黒兵衛、御飯はどこで貰っているんだい」「朝晩めっきり寒くなってお前には辛いねえ」あれこれと、住所不定の息子を迎える母になるわけです。
珈琲タイムになりました。ハイチャ!
(2005.10.17)