15 津軽の地の姉から
またまた、ひっかかりましたね。
私が謙譲の美徳らしいことを発揮すると、「あなたらしくもない」とおっしゃる。
あなたの立場を思いやって身を引く私だと思いますか?そんなわけ、ないでしょう!
頃は良し。
不可解な態度に見えたのは、あなたをインターネットの表舞台に引っ張り出すちょっとした工作でした。
いかがですか?
誰も読んでくれなくてもいいではありませんか。いやいや、母君と嫁女という読者がいますよね。
以前このコーナーで一方的に、私淑している森政弘先生にお手紙を書いていたら、ゆかりの方が読んでくださり、青森にこられた森先生に御会いできたのです。信じられないことでした。
だから、我々の交信のあまりの面白さにどこかの編集者が出版を申しでてくるかも知れないじゃありませんか。相変わらずの誇大妄想でしょう?
だからさ、姉妹交信はステップアップして「またたび館中庭」に登場です。
「人間の心のなかの旅のほうが月並みの旅行よりもっと興味があるものです。(前文から引用)」
なんと、泣かせるセリフ。そうですよね。心の旅路をある時は淡々と、ある時はあくどく。
カナダ人の夫とバンクーバーにくらす妹と、津軽の地に猫15匹と暮らす姉の愉快なメール交換。
幕開け!幕開け!
津軽の地にくらす姉より